過去に出されたグローバル・グリーンズ声明より抜粋
(邦訳)
翻訳: 今本 秀爾
(NPO エコロ・ジャパン代表)
パレスチナ紛争に関するグローバル・グリーンズ声明
2002年4月10日
以下のプレス・リリースは、グローバル・グリーン連盟からのそれぞれ各3名の代表者(ヨーロッパ緑の党連盟、アメリカ緑の党連盟、アフリカ緑の党連盟、アジア太平洋グリーンズ連盟)により承認されたものである。これは現在、世界中に回覧されている。
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オスロ協定の運用期間の終了という危機状況につづき、イスラエル=パレスチナ紛争が後戻りできない地点にまで達した。
9月11日以降、米政府はパレスチナ独立国家の建設の必要性を公に承認していたが、シャロン政権はこの紛争中、ずっとそれを公に支持してはいない。たとえ近いうちに国際世論の圧力を受け、コリン・パウエルによる調停工作という良き知らせを得たとしてもである。
アラブ連盟諸国側は、イスラエルが独立国家であるという権利を承認してきたが、必ずしもその保証は与えていない。われわれグリーンズおよび市民は、このあからさまな戦争状態を黙って見過ごすわけにはいかない。中東における戦争は、たとえば宗教都市に対する日常的な暴動を誘発するといった形で、すべての国々におけるさまざまな共同体間に危険な混乱を招かせるとともに、その緊張度を高めさせつつある。すべての民主主義勢力を破壊し、戦争は双方の過激派のみに発言権を与えるものだ。
平和のためにはアリエル・シャロン政府の政策を弾劾することが必要である。この政策の目的はパレスチナ自治区の戦略的破壊および同地区の代表者ヤセル・アラファト議長の戦略的排除である。さらにそれは市民社会および政治諸制度の戦略的破壊である。
したがってそれは最終的には平和的対話をなす一方の相手を全滅させることである。
しかし、一般市民に対するカミカゼの脅威はその答えではない。
私たちは一般市民に対する、いかなるパレスチナ・テロリストによる攻撃も承認できない。
グリーンズとして、私たちは国連が委任する国際平和維持活動部隊(PKO)に、住民を保護するよう再度要求する。さらに、私たちは、平和活動家が世界全土から集まることを希望する。たとえば
ホセ・ボヴェやその他のイタリアおよび数多くの諸国からやって来た人々が、そしてその中にグリーンズも加わり、イスラエルとパレスチナの友人たちを援助するのである。私たちはまたイスラエル軍の兵士が、勇気を持って占領地区への干渉を拒むことを希望する。
私たちグリーンズは、将来を危うくすることを拒むパレスチナ人およびイスラエル人を支援する。
たとえばイスラエルーパレスチナ平和同盟やその他諸々の団体のメンバーのように、パレスチナ住民の国民権の承認および東エルサレムを首都とするパレスチナ独立国家の創設をを求めて闘う人々、あるいは正義と安全、相互扶助にもとづき、イスラエルとパレスチナ両国家間相互の平和を求めて闘う人々を、グリーンズは支援する。
私たちは、占領地区からイスラエル軍が即時撤退するよう求めるとともに、一般市民の安全保護の手段として、国連委任による、長期駐留型のPKO部隊を組織し、双方の軍備縮小、およびすべての国連決議を実施させるよう要請する。
私たちは、グリーンズとして、それぞれ自国において政府にこれらの主張を支持するよう、強く促す働きかけをするものである。
(邦訳:今本 秀爾)
2001年9.11.米同時多発テロ攻撃に対する各国緑の党の声明
@(アメリカ緑の党(The Green Party of U.S.)による声明文)
アメリカ緑の党は、ニューヨーク、ペンタゴンおよびペンシルバニアの暴力的攻撃を非難する
2001年9月11日 ワシントン特別区における声明記事
アメリカ合衆国緑の党は、世界貿易センター、米国防総省、およびペンシルバニア州ピッツバーグ近郊における暴力的攻撃と大量殺人を非難する。
米国緑の党は、攻撃を受けた人々、とりわけ負傷した人々および自分の愛する人々を殺害されたもしくは負傷させられた人々に対し、同情の念を表明する。
「緑の党は、政府国家の権力行使であれ、民間組織によるもので あれ、政治的決着をつけるための暴力の使用に反対する。そして われわれは、それに対抗するためのあらゆる戦略を求める」
と、緑の党共同代表 兼 オハイオ州緑の党メンバーの、 アニータ・リオス氏は述べた。
「今日の攻撃の背後に潜むグループのすべてが、世界中の憎悪と 非難を受けることになったのであり、彼らが進めようと欲する あらゆる主張を後退させることになったのだ。われわれは、すべて
のアメリカ人たちとともに、すべての平和を望む人々とともに あり、悲しむのである」
緑の党は、ホワイトハウスによる調査にもとづく、慎重な対応を要求する。さらに早急かつ暴力的な報復行為は、声明の損失、とりわけ罪なき人々の生命の損失を助長するだけに終わるものであることを主張する。
「この殺戮の実行犯たちは、私たちの民主主義への信仰を無視し、アメリカ人たちにテロ行為を行おうとした」と、ベン・マンスキー氏、緑の党共同代表兼ウイスコンシン州緑の党メンバーは語った。「彼らは政府を脅してアメリカの自由を弾圧しようとして、何千人 もの市民を犠牲にさらしたのだ」と。「私たちは政府首脳たちに速やかでかつ公正であるように求めた」と、アニータ・リオスは付け加えた。「私たちは、この脅威が罪なき人々の犠牲もしくは汚名によって増長されないよう求める」と。
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A(ドイツ緑の党・90年連合(BUENDNIS 90/DIE GRUENEN)代表による声明文)
2001年9月11日
アメリカへの卑劣なテロ攻撃に対し、緑の党は驚愕の念を禁じえない
緑の党/90年連合の連邦共同代表である、フリッツ・クーンと、クラウディア・ロートは、本日アメリカ合衆国大使、ダニエル・R・コーツ大使に宛てて、以下の親書を提出したことを、私たちはここに
文書で公表します。
(米国)大使 殿
私たちは、あなたの国で起こった卑劣なテロ攻撃に大変驚愕しております。
私たちは、アメリカ国民全員に対し、哀悼の念と連帯を表明したいと思います。
この時を借りて、襲撃の犠牲者に私たちの悲しみの気持ちすべてを、家族や遺族の方々に私たちの哀悼の意を捧げます。
ドイツ緑の党/90年連合 代表
フリッツ・クーン
クラウディア・ロート
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B(フランス緑の党による声明文)
フランス緑の党(Les
Verts)の共同声明から
2001年9月11日
「恐れと憤り」
フランス緑の党は、アメリカ合衆国の2つの力の象徴を破壊し、数え切れない市民の犠牲を出したテロ行為に対して、恐れと憤りを表明する。
その犠牲の大きさと深刻さとによって、このテロ行為は、途上国の心臓部にまで、戦争の論理と紛争のグローバル化を含意する洗練されたテロリズムが、いかに拡大しているかを証明している。
緑の党は、この大惨事を蒙ったアメリカ市民の全員に対し、同情の意を表明する。
ドミニク・ヴォワネ
党幹事
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C(緑の党ヨーロッパ連盟(European Federation of Green Parties)による声明文)
ブラッセル在住、米国在外大使EU総領事、リチャード・L・モーニングスター氏宛、緑の党ヨーロッパ連盟の親書
2001年9月11日
拝啓
「緑の党ヨーロッパ連盟(European Federation of Green Parties)」は、本日起きたテロ攻撃による、罪のない人々の悲劇的な死に対し、アメリカ国民に哀悼の意を表します。
人間の命が犠牲になれば、私たちは親族や友人、親しい仲間を失いつらい目に遭っている人々すべてに対し、私たち緑の党連盟は、連帯を表明せざるをえません。
このような卑劣なテロリストの行為は、人類全体に対する惨事です。
敬具
ヨーロッパ緑の党連盟・共同代表
マリアン・コワンヌ
ペッカ・ハービスト
総書記長
アーノルド・カッソーラ
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D(欧州議会緑の会派・自由議員団(EFA)による声明文)
2001年9月11日 ブリュッセル(ブラッセル)にて
緑の党・ヨーロッパ自由連盟は、テロ攻撃に深いショックを受け、米国民に哀悼の意を伝える
緑の党・ヨーロッパ自由連盟(EFA)会派の共同代表、ハイディ・ハウタラとポール・ラヌワイエ、さらにEFA党首のネリー・メスは、今日、米国への予期せぬ恐るべきテロ攻撃に、深いショックを覚えた。
EU担当米国大使Rt.ホン、リチャード・L. モーニングスター大使に宛てた親書にて、彼らは米国民に以下の哀悼の意を伝えた:
敬愛なるアメリカ合衆国名誉大使 殿、
われわれは、今日の惨劇に対してアメリカ国民に、私たちの心からの哀悼の意の表明を、一筆したためます。
われわれは、米国に対するこのような、実に多くの罪なき人命の犠牲を要求した、無益なテロ攻撃に深いショックを受けています。
この暗黒の時間において、われわれの思いは、この惨劇の犠牲者、その家族やアメリカ国民すべての思いと一致するものです。
欧州議会緑の会派・自由議員団を代表して、
共同代表
ハイディ・ハウタラ
ポール・ラヌワイエ
副代表
ネリー・メス
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E(オーストラリア緑の党・ボブ・ブラウン上院議員による声明ニュース)
”ボブ・ブラウンがアメリカのテロ破壊の惨事について表明”
2001年9月11日
「われわれは、より拡大したグローバル社会を汚す、テロリストたちの憎悪を許してはならない」と、
オーストラリア緑の党上院議員ボブ・ブラウンは、語った。
ボブ・ブラウンは、今日起こったアメリカにおけるテロリストたちの破壊行為は、テクノロジーが人類の最善の目的と同程度に、最悪の目的のために使用されうる世界において、恐るべき悪が露呈されたものである、と語った。
「これらの出来事は、地球上のあらゆる人間や地域を変えるものだ。誰一人たりとも、影響を被らないままでいる者はないだろう」と、ブラウン上院議員は述べた。
「私は冷静な頭脳と、真の正義の智恵とが、断固たる行動に結ばれ、テロの首謀者たちが発見され、このグローバル社会から追放される 結果に至ることを希望している」
ブラウン上院議員は、異なる不特定の個人に対する憎しみは、最悪の結果を招く、と述べた。
「このテロルの陰に潜む邪悪は、人間性、神性、道義心といったものに 関するいかなる主張も持ち合わせていない」
「それは憎悪に基づいている。私たちは、今日より拡大したグローバル社会を、この種の破壊的なテクノロジーの力で汚す、この憎悪を許してはならない」
ブラウン上院議員はこのように語った。
(以上翻訳: 今本 秀爾)
イラク戦争に反対するグローバル・グリーンズ声明
US緑の党、ドイツ緑の党、フランス緑の党、ヨーロッパ議会緑の党連盟などにより、すでにイラク戦争への反対声明や決議が次々となされた中、全世界の緑の連盟である「グローバル・グリーンズ」も、戦争反対声明を公表した。内容は以下のとおり。
2003年2月 戦争ではなく長期的な平和を中東に
グローバル・グリーンズ声明
世界の緑はイラクへのいかなる武力介入にも反対することをここで再度宣言する。
グローバル・グリーンズはサダム・フセインによる人権無視やクルド人などの少数民族の権利の無視をこれまで批判してきた。
国連査察団はイラク政府によって受け入れられ、今でもその活動を続けているにもかかわらず、またイラクは現在いかなる国も侵略しておらず、世界および地域の平和に対する脅威となっていないにも
かかわらず、アメリカ、イギリス、そしてそれらを支持する政府がイラクに対して一方的に対処しようとすることは、この戦争の本当の目的が世界第二の石油埋蔵量にあること、その地域にアメリカとイギリスにとって都合の良い傀儡政権を樹立しようとしていることを明らかにしている。合衆国はいかなる方法をとっても、その巨大な消費中心社会とライフスタイルを守ろうとしているのである。
グローバル・グリーンズは国連安保理のすべての政府に対して武力紛争を支持する決議案に反対票・拒否権を行使することを求める。
グローバル・グリーンズは2月13日に安全保障理事会に提出されたフランス・ドイツによる平和的な解決策を支持し、すべての政府にこの案を支持するよう求める。
もし、米国、英国、およびオーストラリアのような戦争を支持する国々が国連決議なしにイラクを攻撃するようなことがあれば、グローバル・グリーンズはすべての政府に対して自国軍による協力や後方支援を拒否することを求める。
イラクに対する戦争は、中東地域での安定を崩し、国連憲章やジュネーブ条約の精神に逆行することを意味する。わたしたち世界の緑の勢力は、国連決議1441は武力行使とは異なった形で実現されうると確信する。
グローバル・グリーンズはベルギー、ドイツ、フランスによるトルコにおけるNATOの戦争準備案に拒否権を行使する決定を歓迎する。
グローバル・グリーンズは国連安保理のメンバーが、イラク攻撃のゴーサインを出さないよう要求する。
10年以上にわたるイラクに対する経済制裁は、イラクの人々の生活を苦しめる一方で、イラクにおける政権交代に失敗してきた。グローバル・グリーンズはイラクに対する経済制裁の即時停止を求める。
世界の市民とともにある緑の勢力は、イラクでの戦争に反対することを強く決意する。そして、世界中に広がりつつあるイラク戦争反対の運動を強く支持し、これらへの参加を表明する。
グローバル・グリーンズは、私たちに可能なあらゆる非暴力的な手段を用いて、イラクに対する戦争に反対する。