グローバル・グリーンズ憲章 (日本語版・決定訳)

政治的行動

9.平和と安全保障

9.0  紛争の諸原因は変化しつつある。戦争、組織的犯罪、および計画的で大規模な人権の濫用といったものそれぞれの区別が、ますます不明瞭になってきている。さらに補助金に関するWTOルールを唯一免れることにより後押しされ、武器売買が盛んになり、グローバル化している。地球規模のネットワークとして、私たちは人権と平和のために活動し、来たるべき地球政府という概念または諸機構を支持し、それらを形成しようとする地域レベルの組織間の結束を強化するために重要な役割を果たさねばならない。
グリーンズのメンバーは、

9.1  紛争管理と平和維持のための地球規模組織として国連の役割の強化を支持する。その一方で、予防策がなく、構造的で大規模な人権侵害や大量虐殺が行われている状況下では、武力の行使は、さらなる人権侵害を防ぐための唯一の手段である場合にのみ、国連の権限の下で実施されるという条件で正当化されることが認められる。ただし、個々の国々はその行為に賛同あるいは協力しない権利を有する。
9.2 国連において南の国々により大きな権限を与えるためのキャンペーンを行う。その際に国連安全保障理事会の拒否権を廃止し、永久会員資格の範疇を削除し、さらに会員資格を与える国の数を増やすよう働きかける。 
9.3 懸案中の国際刑事裁判所の設置を支持する。戦争犯罪については、集団レイプが戦争犯罪とみなされるべきである。
9.4 武器売買を抜本的に縮減させ、武器の製造工程を透明化し、軍需産業を潤すヤミ献金を除去するなどの方法で、軍・産業・金融複合体の力を削減するよう求める。
9.5 (核、生物および化学兵器、劣化ウラン兵器および対人地雷の全面禁止を含め)国際間の武器売買を長期間停止させるべく制限および削減を働きかけるとともに、それを国連の管理下に置く。
9.6 既存の平和のための諸計画を強化する支援を行い、ひとつの平和という名の文化(a culture of peace)を構築するためのあらゆる視点を提供する、諸々の新しい計画を進める。計画には、家庭内暴力を含めた暴力の根元の分析や、ジェンダー間の相互尊重という視点を含める。さらにあらゆるレベルにおいて、非暴力的な紛争解決に向けての努力を支援する。

9.7   紛争期間中、環境に対する罪に関する国際法廷の設置を求める。
9.8  武力衝突に対する国家間ルールを修正し、紛争中に自然資源が十分に保護されるよう求める。
9.9  米国の国家ミサイル防衛計画に抗議し、世界全体の非軍備化と非核化に向けて働きかける。

 

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