序文
私たちは、地球市民およびグローバル・グリーンズ(緑の地球連盟)のメンバーとして、
この地球の生命力、多様性、美しさに依存していることを意識し、そしてそれらをそのままの形で、もしくは改善し、次世代へ伝えていく責任があるという点で一致をみた。
私たちは経済成長しなければならないのだというドグマや、地球の許容限界を考慮しない自然資源の過剰利用または浪費に基づく、人間による生産および消費にみる支配的諸傾向が、環境を極度に悪化させ、多数の生物種を絶滅させていることを理解する。
私たちは、不公正、人種差別、貧困、無知、腐敗、犯罪や暴力、武力紛争、および短期間で最大限の利潤を追求しようとする行為が、広範囲で人類の不幸の原因となっていることを知る。
先進諸国が、自らの経済的および政治的目標の追求を通じて、環境および人間の尊厳の劣化に寄与してきたことを認める。
私たちは、そして世界中の人々および国家の多くが、長い世紀にわたる入植や開発により国土を不毛にしたこと、そして豊かな国々は不毛にさせられた国々に対して負うべき環境上の債務を生み出していることを理解する。
さらに私たちは、富裕層と貧困層との格差をなくすよう働きかけるとともに、あらゆる個人が、社会的、経済的、政治的および文化的生活のすべての面にわたり、平等な権利に基づく市民権を構築する。
男女間の平等なくしては、いかなる真の民主主義にも到達不可能であることを知る。
私たちは、人間の尊厳と文化遺産のもつ価値に配慮する。
私たちは、先住民の権利およびその共有遺産に対する彼らの貢献、さらにすべての少数民族および抑圧を受けている人々の文化、宗教、経済的および文化的生活に関する権利を認める。
私たちは、栄養のある食事、快適な居住空間、健康、教育、公正な労働、言論の自由、きれいな空気、飲料水、そして未開発の自然環境、といった人間の権利の保障を確実なものにするため、競争よりも協同が優先事項であることを確認する。
環境は、国家間の境界に制約されないものであることを知る。さらに私たちは、1992年のリオでの緑の地球サミット宣言を発展させる。
私たちには、人々の行動、価値、生産様式および生活様式に根本的変革が必要であると主張する。
私たちが、この新しい千年紀(ミレニアム)が、この変革を始める決定期であることを宣言する。
私たちは以下のような、持続可能性の包括概念を促進させることを決議する。
・ 人間と自然とを一体化し、生命を存続させる諸々の自然過程と、生物多様性に特別の関心を払いつつ、
地球生態系の統合性(integrity)を保護し回復させる。
・ エコロジー、社会、経済上のすべての諸過程間に相互関係があることを知る。
・ 個人の利益と公共的利益とのバランスをとる。
・ 自由と責任とを一致させる。・ 統一の中の多様性(diversity)を歓迎する。
・ 短期的な諸目標と長期的目標とを両立させる。
・ 将来世代が現在世代と同様に、自然および文化的利益に与る権利をもつことを確認する。
私たちはそれぞれ、互いの人間に対する、より大きな生活圏に対する、そして将来世代に対する責任を有することを確認する。
私たちは世界中から集まった緑の政党および政治運動体として、これらの相互連関する諸原則を実践するとともに、それらの実現に向けてグローバルな協力体制を築いていくことを宣言する。
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